焦りって、一度落ち着いたと思っても、またすぐ戻ってくる。
少し余裕ができたと思ったら、次の瞬間にはまた「何かしなきゃ」と心が走り出してる。
それは、焦りの正体が感情というより、防衛だからなんだと思う。
焦っているとき、人は不安を見たくない。
見たら崩れてしまいそうだから、手っ取り早く行動にすり替える。
スケジュールを埋めて、情報を集めて、人と比較して、未来を予測して、
そうやって頭と手を動かしている間だけは、怖さを忘れられるから。
けれど、怖さは消えていない。
ただ奥に押し込められているだけで、タイミングを見計らってまた顔を出す。
このループから抜けるには、
怖さに触れるという一見逆行する選択が必要になる。
本当は何が怖いのか?
失うこと?
嫌われること?
置いていかれること?
それとも、何者にもなれないまま終わること?
それを言葉にできたとき、初めて焦りは止まれる。
逆に言えば、そこに触れないまま焦りを止めようとすると、また違う形で戻ってくる。
焦りは、怖さを感じないために、自分を守る働きだった。
だからこそ、焦りだけを責めたり否定したりしても、根っこは残ったままになる。
カウンセリングの中でも、焦りが止まらないという相談は多い。
でも話していくうちに、「こんな自分が嫌なんです」という自己否定が出てくることが多い。
焦ってしまうのは、それだけ怖いものを抱えてきたということ。
そんな自分を責めると、もっと怖くなる。
焦りをなくそうとするよりも、本当は何が怖いのか?
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