
【カウンセラーのひとりごと】
焦りを原動力にしない生き方
焦っている人を見ていると、ふと思う。
この人は本当は、止まりたいんじゃないか?
それとも、止まりたくないんじゃないか?
いや、どっちでもない。たぶん、どっちも怖いんだ。
他人軸で生きていると、自分の動きが価値の証明になってしまう。
動いている=存在していい
止まる=価値がないように感じる
そんなふうに無意識で信じている人は少なくない。
だから、焦る。
立ち止まった瞬間、自分という存在が薄くなる気がするから。
空白が耐えられないから。

でもその焦りは、他人の評価や期待を軸にしてきた時間が、蓄積したものだ。
止まることが目的じゃない。
止まることで、ようやく自分に戻れるってだけのこと。
焦りを手放すって、イコール立ち止まることじゃない。
自分の内側から湧いてくる欲や意志とつながったとき、
人は焦らなくても、動けるようになる。
焦りを動力にして進むと、ずっと追い立てられる。
だけど、自分の意思で進むとき、動きはゆるやかでも、ちゃんと確かになる。
焦ってるとき、止まった方がいいわけじゃない。
とにかく、進んだ方がいわけじゃない。
止まることも、動くことも、どっちでもいい。
ただ、他人の時計じゃなく、自分のリズムで生きているか。
焦りが教えてくれるのは、たぶん、そこだ。
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