いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの大野愛子です。
「私、好きじゃない人には好かれるのに、好きな人には好かれないんです。どうしてなのでしょうか?」というご質問を頂くことがあります。そういえば最近も。
とてもよく聞かれるので、私なりの考察をひとつお届けしたいと思います。
いきなり結論からお伝えすると、自分のことを好きになれないと、自分のことを好きにならない人を好きになることがあります。
そこにはちょっと深い心理があって「こんな私を好きになる人なんて、好きになれない」という心理が働いていることがあるのです。
もっとハッキリ言うと、自分に興味をもつ人が現れると「私のこと好きになるなんて、この人ちょっと変なんじゃないの?」とすら思っているようなところすらあります。
いきなりこんなことを書いてごめんなさいね。もちろん、心のすごく深いところで思っていることなので、自覚をしていないことがほとんどだと思います。
相手にそう思うということは、自分にもそう思っているはずで、「私には何の価値もないし、ちっとも魅力的ではない」と思っているから、「私を好きになるなんて変だわ」と思ってしまうということです。
悲しいかな、自分の価値をディスカウントしていると、自分に興味をもつ人のことをディスカウントしてしまう心理が働くことがあるのです。「あなた、私のどこを見て良いと思うわけ?本当の私のことをよく知らないからだわ」みたいな。
すると、自分を好きになる人には価値を感じないけれども、自分を好きにならない人には価値を感じるという、おかしな現象が起こってしまうのです。
自分を好きにならない人に価値を感じてしまうのですから、自分を大切に扱ってくれない人を好きになることがあります。すると、ちょっとしんどい恋愛になることもあるんですよね。
心理学には「希少性の法則」というものがありますが、手に入りにくいものに価値が高まるという心理があります。
つまりは、自分を好きにならない人⇒手に入りにくい⇒価値が高いと感じてしまうようなことがあっても不思議ではないのです。
でも、そんな希少なものを手に入れることができたらどうでしょうか?なんだか一気に自分に自信がもてそうな気がしませんか?
この心理をもつ人の多くは自分に自信がありません。そのため、愛されにくい人からの愛情をすごく価値あるものに感じるので、それを手に入れることができたら自分に価値を感じられそうな気がするのです。
◆自分のことを知られるのが怖いから自分のことをよく知らない人を好きになる心理
このタイプの人は、親密になることを避けるところがあります。「本当の自分を知られるのが怖い。本当の自分を知られてしまったら嫌われてしまうに違いない」と感じています。
初対面の人ならばそれなりに仲良く話せるのだけれども、むしろ親密になってからのほうが自分を隠したくなる人が多いかもしれません。
愛されるということは自分のすべてを知られることでもあるのですが、愛されることが怖い人は自分のすべてを知られることが怖くなります。
自分を知られることが怖いからこそ、自分に興味をもたない人を好きになったりします。なぜかといえば、距離が保てるから。相手が自分に近寄ってこなければ、自分のことを知られないで済みますからね。
自分を好きになってくれない人ばかりを好きになるのは、「本当の自分を知られることへの怖れ」「親密感への怖れ」がちょっと多めの人が多いようなのです。
でもね、これは本当に無意識にやっていることで、それが悪いと言いたいわけではないのです。
「私って、自分の価値を認めていないから、私に興味がない人や私のことを好きにならない人ばかりを選んでいるのかもしれない」と、そのままの自分を受け入れることなんです。
良い自分であろうが、ダメな自分であろうが「そういうこともあるよね」「それが私なんだよね」と受け入れることが必要です。良い自分なら好きで、ダメな自分なら好きではないというのは、「条件つきで愛しているようなもの」なんですね。
それだと、いつまでたっても自分のことを好きになれません。私たちの良い部分と悪い部分はコインの裏表のようなもので、切り離すことができないのです。
長所だけの人もいないし短所だけの人もいないように、「どっちも自分だよね」と自分を肯定してあげることが求められているのです。
◆自分をディスカウントしていると自分をディスカウントしてくれる人を好きになる心理
自分を良いものだと思えないと、いくら相手が好意をもってくれても、それを「違和感」として感じてしまい、居心地の良さを感じられないということが、なんとなくおわかりいただけたでしょうか。
相手があなたに好意をもっていて親密さをもって近寄ってこようとすると、逃げたくなるのです。だって、親密さなんて素敵なものは、自分には似合わないと思っているからです。
私たちはつねに、自分の心の状態と外側にある世界を一致させながら生きています。自分は価値のない人間だと思うと、自分を大切に扱わせないことで一致させてしまうということが起こりうるのです。
それと同じで、自分に魅力があるということを感じられないと、自分に興味を持たない人を好きになることで、感情のバランスを取ろうとすることが起こります。
自分のことを好きになってもらえることは嬉しい。けれども、手に入りやすい人に価値を感じないのは、そもそも自分のことをディスカウントしているからなのです。
だとしたら、あなたがあなたを好きになったり、大切に扱うことができれば、外側の世界も変わり出すということになりますよね。
世界でたった一人のあなたなのですから、それこそが希少価値なのです。どうか大切に扱ってあげてくださいね。
世界でたった一人のあなたなのですから、それこそが希少価値なのです。どうか大切に扱ってあげてくださいね。
このような心理があることをどうか知っておいてください。自分を大切に扱うキッカケになりますように☆彡
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