いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの大野愛子です。


来週、カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスにて心理学講座の講師をします。テーマは「執着の手放し」。講座の準備をしながら「執着ってそんなに簡単に手放せないものだよなぁ」とあらためて思っています。


だからこそ、このテーマは深くて、お伝えしたいことがたくさんあります。失恋や不倫のご相談が多い私にとっては、日々向き合うことの多いテーマでもあります。


講座の中で伝えたいことのエッセンスの一部を、ちょっと早いのですが皆さんにお伝えしましょう。

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「半年前に別れた彼なんだけど、どうしてもあきらめきらない。なんとかやり直す方法はないですか?」


「無理だとわかってはいるんだけれども。彼以上の人はもう現れないと思うんです。」


「私が勝手に好きでいるぶんには構わないですよね。彼に次の人ができるまで、好きでいてもいいですよね。」


「とにかく復縁したいんです。今の私ならもっとうまく彼のことを愛せると思うから。」


別れたばかりの頃に、このような気持ちがあるのはごく普通のこと。でも、別れて半年以上たってもこのような気持ちに苦しんでいるのだとしたら??


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私たちの心のなかには、“パートナーだけが座ることができる椅子”というものがあるのをご存じでしょうか?


もちろん椅子は一脚。パートナーの椅子に座れる王子様はひとりだけ。でも、その椅子に別れたはずの元彼がどっかりと座っていることがあるのです。



さて、どうしましょ!?元彼が座っているかぎり、王子様の席がないじゃないですか!


でもね、このようなことが心のなかでは起こっているのです。物理的には元彼とは別れているのですが、心の中にはまだしっかりと存在しているなんていうこともあるのです。



それは、なぜなのでしょうか??


ひとりの部屋に帰るのはさみしくて、元彼さんにいてもらっているのです。だって、彼を手放してしまったら、本当にひとりぼっちになってしまうじゃないですか。



このような心象風景をもっている人は、じつは少なくないのです。

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手放せていない恋があるのならば、以下をチェックしてみてください。


✔失恋後、思いきり泣けていない

✔泣くときはいつもひとりだ

✔女友達に失恋の話をちゃんと話していない

✔思い出の品(アドレス含む)を処分していない

✔元彼のSNSを今でも見に行くことがある

✔元彼との思い出の場所に今でも行くことがある

✔ネガティブな話をするのは申し訳ないと思う

✔そもそも普段から人に頼るのが苦手である


なんでもひとりで抱え込もうとしてしまう“ひとりぼっちさん”に多い行動パターンばかりを集めてみました。3つ以上当てはまる人は、ちょっと失恋から立ち直りにくい傾向があるかもしれません。


本当にひとり?って自分に聞いてみてください。あなたのまわりには、本当に誰もいないのでしょうか?



よくよく見てみましょう。友達や家族、きっと誰かがいるはずです。



あなたの心のなかに、元彼さん以外の誰かを招いてあげてほしいのです。今からでもいいのです。誰かの存在をあなたの心の世界に入れてあげてくれませんか。



長引く失恋の傷を手放すプロセスで大切なことは、“心をひらいて繋がりを求めてみること”。


それはいわば、彼だけを見ていた視線をそとの世界にひろく向けてみることでもありますね。そうしたとき、じつは自分がひとりでなかったことを感じられることでしょう。



まわりに頼れる人がどうしてもいないという人は、カウンセラーをあてにしていただいてもいいと思います。


ひとりじゃないと感じられたとき、すこしずつ心の痛みが癒えていき、新しいスタートへのプロセスがいよいよ始まるのです。


前に進むための準備をしましょう。手放すのはそれからだっていい。


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