いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの大野愛子です。


先日、「心の忙しさ」についてこんな記事を書きましたところ、長いお付き合いのクライアントさまから、「心が救われて、あたたかくなりました」とのメッセージを頂きました。


読んでくださったのですね、ありがとうございます。



今日は、その続きのようなお話をしたいと思います。


あなたは、“自己完結しやすい人”だったりしませんか？


“自己完結”というのは、自分で考えて自分で答えを出してしまう人のことをいいますが、言い換えると“ひとりでふたりぶん考える人”ともいえるのです。


「相手はきっとこう考えているだろう。だから、こうするのがきっといいんだろうな」


とても気が利いてしまうのですね。だから、この人と一緒にいる人はとても居心地が良いでしょう。だって、すごくさりげなく、相手にはわからないように、自分の気持ちを察してくれるからです。


「あなたはエスパーですか！！」というぐらいに、察する能力が高い人もいます。そりゃ、そうです。だって、いつも自分のことよりも人のことを考えているんですもの。



人のことで心がいっぱいになっているので、自分のことを考える余地がありません。いつも自分のことが後回しになるので、幸せから縁遠くなってしまうことがあります。


このタイプの人が人を好きになり恋をすると、その人のことで心がいっぱいになってしまうことがあります。するとどうなるかというと、“心がパンク”してしまうのです。


つまりは、考えすぎるわけですね。いつもいつも「私はあなたのことをちゃんと満足させていますか？上手に愛せていますか？」と考えすぎているわけです。


これは恋愛に限りません。子供の頃から家族の幸せを願ってきた人にとても多いパターンです。いつも誰かの幸せを願っています。


ですが、この人たちは、「自分の幸せ」については考えることをすっかり忘れてしまうのです。確かに家族の幸せは自分の幸せでもあるのですが、「自分のぶんの幸せ」については忘れてしまうのです。



ですので、このような人たちに私が願うのは、自分のぶんのしあわせを願ってみることです。


美味しそうなごちそうを目のまえにして、「私はいいからあなたは食べて！」と言われることほど、つらいことはありません。


「これ、美味しそう！一緒に食べよう！」と一緒に幸せになることが、本当の幸せなのです。すると、幸せは２倍に増えるからです。


まぁ、そんなことを思ったので書いてみました。自分のぶんの幸せまで誰かにあげようとしているあなたにどうか届きますように☆彡