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今回は「やっつけ言葉が男をダメにする」というテーマでお伝えします。これ、夫、彼だけではなく、部下でも子供でも一緒ですよ。

ちょっと油断すると、私も夫にやっちゃうことあるな。だから、自戒も込めて書いてみよう。
 


1.「やっつけ言葉」って知ってる?

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「やっつけ言葉」とは、「いつも」「必ず」「絶対に」「全然」「まったく」など、相手の言動を決めつけるときに使う言葉です。

「あなたいつもメールの返信をくれない」
「あなたは私との約束は必ず後回しにするよね」
「そんなの絶対に嘘!」
「私のことなんて、まったくどうでもいいんでしょ」
「そんな態度じゃ、全然信用できない」

…おぉ、なかなかキツイ言葉だとは思いませんか?

このような言葉を使うと、ケンカに発展することが多いでしょう。なんせ相手をやっつけるための言葉ですから。とはいえ、こんな言葉を使いたくなる気持ちも、わからなくもないのです。

なぜならば、やっつけ言葉を使うのは女性にとても多い傾向なのですが、普段はめいっぱいに我慢している人が、文句を言うときに使う言葉だからです。

日頃の我慢がマックスになり怒りの導火線に火がついてしまったときに、やっつけ言葉が爆裂するのですね。「あぁ、その気持ちわかるわ…」という方も多いのでは?

やっつけ言葉を使うことで、なにも良いことは起こらないのです。なぜならば、これは相手の人格を非難する言葉だからです。

それは自分自身にとっても同じです。自分の発している言葉を一番聞いているのは自分自身であることから考えてみると、

「私はいつもメールの返信をもらえない」
「私は必ず後回しにされる」
「私は絶対に嘘をつかれる」
「私はまったくどうでもいい存在だ」
「私は全然信用されていない」

そんな存在であると、自分に言い聞かせているようなものだからです。ガーン!ですよね。

2.やっつけ言葉は永遠のメッセージ

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「いつも」「必ず」「絶対に」などのやっつけ言葉は、永久言語と言われることもあります。

たとえば、「あなたいつもメールの返信をくれない」という文章には、「いつも」という永久を表す言葉が使われていますね。

5回のうち2回メールの返信をしなかっただけで「いつも」と言われたら、相手は「それは言い過ぎじゃないの?」と思うに違いありません。

永久というのは「時を超えてこれからもずっと続く」ということですから、「あなたはこれからもずっとそういう人だ」というメッセージを相手に送っていることにもなるのです。

それは困りますよね。ぜひとも、そんな言い方は避けたいものです。

じつは永久言語に対して、一時言語というものがあるのです。これは「いつもそうではない」ときに使う言葉です。

具体的には、「ときどき」「たまたま」「めずらしく」「ちょっぴり」「ほんの少し」「今回は」などの言葉です。

5回に2回返信がないのであれば、「いつも返信をくれない」と言われるよりも、「あなたが返信をくれないなんてめずらしいね」と言い換えることもできるわけです。

一例をあげてみると

×「あなたはいつもそうなんだから」
〇「今回はたまたまそうなんだね」

×「あなたは私との約束は絶対に後回しにするよね」
〇「たまたま都合が悪くなっちゃったんだね」

×「そんな態度じゃ絶対に信用できない」
〇「そんな態度をするなんて、めずらしいね」

言葉って思ったよりも相手に大きな影響を与えています。だから、これらの言葉の使い方にはちょっと注意してみると良さそうですね。

3.やっつけ言葉の正しい使い方

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かといって、「いつも」「必ず」「絶対に」「全然」「まったく」などのやっつけ言葉(永久言語)に使い道がないわけでないのです。

やっつけ言葉は相手を褒めるときに“本来の威力を発揮”します。

いつもメールの返信くれるよね。
必ず約束守ろうとしてくれるよね。
絶対に信じられる人だと思っているよ。

など、相手を褒めるときにつかうと、相手の自己肯定感が高まる言葉に変身するのです。それは、あなた自身もそう扱われるにふさわしいと言っていることにもなるのです。

いかがでしたか?それぞれのニュアンスがちょっとでも伝わったでしょうか?

叱る時には「一時言語」
褒める時には「永久言語」

を使うといいようですよ。試してみてくださいね。
 

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