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タイトルには「離婚後の」と書いてありますが、失恋してから久しく彼氏がいないというケースにも参考にしていただけると思います。よかったらどうぞ。

目次
離婚後の恋は戸惑いがいっぱい。「あれ、恋愛ってどうやるんだっけ?」
1.人を好きになるのがこわい
2.それは恋愛ブランク
3.私も彼も自信がないのは同じ
4.幸せになる勇気


1.人を好きになるのがこわい

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「離婚後、久しぶりに恋をしました。でもなんか久しぶり過ぎてなにをどうしていいのか、なんだかよくわからなくなってしまって…」…なんてご相談をいただきます。

「あれ?恋愛ってどうやるんだっけ?」みたいな、ちょっと困ったような気持ちになってしまうことがあるみたいで。でもね、それって無理もない話かなと思うんです。

結婚生活があったということは異性と一緒に過ごしていたということではあるのですが、それはあくまでも夫婦生活であって“恋愛”とはちょっと違うからなのだろうと思います。

「また人を好きになっていいのかな?」「でも、また傷ついたら嫌だな」「この私がまた恋をするなんて思ってもみなかった」「どうしよう、いっそ諦めてしまおうか」みたいな。

いろいろな気持ちが入り混じってしまうからですよね。甘い気持ちとチクリとする痛みとよくわからない不安と淡い期待みたいなものを、まとめて煮込んだスープみたいな気持ちになっちゃう。

甘いのか苦いのかすっぱいのか、なんかよくわからない感じ。そうすると、せっかく人を好きになったのにもかかわらず、ちょっと不安な気持ちになるんですよね。

すると、「ねぇねぇ、聞いて!私、好きな人ができたの!」と大きな声では言えず、こっそり心に秘めていなければいけない気がしてくるんです。

だから、ご本人にしたら“なんか浮かない顔”なんですよね。「私のこの気持ち。どうしたらいいんだろう?」って。

2.それは恋愛ブランク

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ここでちょっとだけ知っておいてほしいことがあるんです。それを知っておいたほうが安心できると思うので。

結婚生活があったということは異性と生活をしていたということではあるのですが、結婚していたがゆえに“恋愛はちょっとご無沙汰”になっているはずなんです。

たとえば、「恋をする」「告白する」「初デートする」「お付き合いする」というパーツで見ると、けっこう久しぶりなものばかりではないですか??

すると感覚的には、結婚前の“ウブだった頃の自分”に戻ったような感じで、「あれ?恋ってどうやるんだっけ?」という戸惑いが出てきてしまうんですよね。

でも、それだけ恋愛ブランクがあったわけですから、「それは仕方のないことだな~」と思ってみてもいいのではないでしょうか。

「そっかぁ、私、久しぶりに恋をしたんだもんね」。
そこはやさしい目で見てあげてほしいなと思うんです。

恋するハートはまだやわらかい部分があって、やさしく扱ってあげないといけないぐらいに繊細なものですから。

でもね、また誰かを好きになったことは、とても喜ばしいことなんです。恋するハートが戻ってきたということだから。もう一度、誰かを好きになりたいという気持ちが戻ってきたということだから。
 

3.私も彼も自信がないのは同じ

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そして、ここでもうひとつ知っておいてほしいことがあります。

離婚後の恋って、自分に自信があるわけではないんですよね。また誰かを信じて裏切られたらどうしようなんて気持ちも出てくるし、できればもう失敗したくないと思うし。

いろいろ経験を積んだ分だけ「先の予測」をし過ぎてしまうんですよね。だからつい、自分の不安や怖れにフォーカスしてしまいがちになる。

するとね、見えなくなってしまうものがあるんですよね。それはなにかというと“相手の気持ち”。

相手の彼がずっと独身でいくつもの恋愛してきた人ならまだしも、バツイチ同士だったりすると、お互いが久しぶりの恋愛になってしまうんですよ。すると、彼だって恋愛偏差値が高いわけではないので、そんなに自信があるはずないんですよね。

大人の男としては必死に見栄を張って、なんとか喜ばせようとして頑張ってくれるでしょうけれども、内心では自信があるわけではない。

すると、「私なんかでいいのかな?」VS「僕なんかでいいのかな?」とお互いに思っているから、ついつい自分の心の痛みのほうを見やすくなる。

すると、相手のことを見ることができなくなって、挙句の果てには自滅しやすくなるんです。自滅というのは自分で考えて自分で勝手に答えを出してしまうことをいいます。

「やっぱり私なんかが…」「こんな僕なんかが…」と過去の痛みに触れやすく、どうしてもナーバスになりやすくなるんですよね。もちろん、お互いにね。

ナーバスになると、相手のことを見る余裕がなくなる。だからこそ、自信がないのは自分だけではないことを知っておくことが大切なんです。

「私のことを好きだったらこうしてくれるはず」「好きだったら向こうからどんどん来てくれるはず」というような恋愛セオリーは、10年前の恋愛本を今読むようなものであまりアテにはならないでしょうね。

そんな人へのアドバイスは、「あれこれ考えて頭の中でどうにかしようとするのではなく、ありのままの自分で相手にぶつかってみましょうよ」ということをお伝えしたいのです。

せっかく目のまえに恋をしたい相手がいるのに、自分だけの世界にいるのはもったいない気がするんですよ。
 

4.幸せになる勇気

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そういえば、ベストセラーになった「嫌われる勇気」というアドラー心理学をもとにした本のなかには、このような意味のことが書かれていました。

「今後の自分をどう生きるかに過去は関係がない。自分の人生を決めるのは、“今、ここに生きる自分”しかいない」と。

さらには、このようなことも。「私達は、“過去の自分”でいるほうがラクなときがある。でもそれは、幸せになる勇気がない時なのだ」。

久しぶりの恋愛で不安なときに、あなたに必要なのは「あと少しの幸せになる勇気」なのかもしれないですね。

私からのエールも込めて。今日もお読み頂きありがとうございます。


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