いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの大野愛子です。


普段は恋愛のご相談をいただくことが多いのですが、お仕事のご相談もウエルカムです。ということで、めずらしく仕事に関する記事を書いてみました。


すぐに役立つ!心理学講座」のサイトに投稿したものをこちらでもご紹介します。
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「今の仕事は楽しくないけれども、仕方なく続けている」なんて人はいませんか?


楽しくもない仕事を辞められない自分に嫌気がさすかもしれませんが、そこには意外な理由があるのかもしれません。



どういう気持ちからその行動をしているのか?心理学ではこれを「行動動機」といいます。人の行動動機にはふたつの種類があるといわれています。ひとつは「恐れ」、もうひとつは「愛」です。


恐れはどういうものかというと、「お金が入らなかったらどうしよう」「生活できなくなったらどうしよう」という気持ちから行動をします。そこには必ず我慢や無理をしている感覚があります。


愛はどういうものかいうと、「人を喜ばせてあげたい」「世の中に貢献したい」という気持ちから行動をします。そこには自分自身が選んでやっている感覚があります。

恐れと愛はミックスされている

仕事を例にして、もう少し具体的な話をしたいと思います。


「今の仕事は楽しくないけれども、生活のために仕方なく続けている」のは、日本人にはとても多い悩みだと思います。自分を犠牲にしながら仕事をしているのですから、かなりしんどいはずなのです。


なのに、なぜその仕事を続けているのかというと、理由はふたつあるようです。ひとつは恐れのほうが圧倒的に勝っているから。もうひとつは恐れと愛がミックスされているからです。


じつは100%恐れだけで行動していることはないといわれています。100%愛だけで行動していることもないといわれています。


嫌々仕事に行っているかもしれないけれど、人のことを喜ばせることが好きだったり、人の役に立つことにやりがいを感じたり、「この仕事、嫌じゃないかも」と思える瞬間もあることが多いのです。


つまりはその仕事全部が嫌いなわけではなく、ここは好きだけどここは嫌いみたいにミックスされていることがひじょうに多いのです。


もし100%恐れを行動の動機にしていたらその仕事を続けることはできないでしょう。だって、耐えきれないですから。


仕事というのは恐れと愛がミックスされているケースがほとんどです。むしろ問題なのはその割合のほうかもしれません。

そこに愛はあるのか?

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日曜日の夕方になると、「ああ、もう明日から仕事か…」と気が重くなる人はいませんか?


これをブルーマンデー症候群とかサザエさん症候群などということがあります。これは日曜日の夕方からすでに働いているときの犠牲感を感じているのです。


気持ちのうえでは仕事を始めてしまっているので、一番リフレッシュしているはずの月曜日の朝には、すでに気分がグッタリしていることもあるでしょう。


それにもかかわらず、重い身体を引きずってでも仕事に行くわけですが、それはどうしてなのか考えてみたことはあるでしょうか?家賃を払わなきゃとか、生活費を稼がなきゃとか、そういうこともあると思うのですが、それ以外の部分になにか理由があるからではないでしょうか?


心のなかに、お客様や取引先を大切に思う気持ち、同僚や仲間を大切に思う気持ち、仕事や会社を大切に思う気持ちがあり、そこに意識が向くから仕事に行くのではないでしょうか?


誰かを思う気持ち。これこそが「愛」からの行動動機なのです。

原点に戻ることの意味

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誰かを思う気持ちに意識が向いたときには、たしかに身体はしんどいのだけれど、気持ち的には恐れ30%愛70%の割合になったりします。だけど、夕方になって「悪いけど、残業お願いね」と言われたら、恐れ90%愛10%の割合になったりします。


そんなふうに恐れと愛の割合というのはミックスされていて、その割合は時と場合と気分により変わっているのです。


もし仕事が嫌になったとき、何のために働いているのかわからなくなったとき、マンネリ感があるときなどは、「なぜこの仕事を始めようと思ったのか?」という原点に戻ってみると良いかもしれません。


「あなたがこの仕事を始めた原点=行動動機」の部分に、あなた本来のモチベーションがあることがとても多いからです。


仕事をとおして「誰かを幸せにしたいのだ」「誰かの役に立ちたいのだ」という気持ちに触れた分だけ、自分のなかの犠牲感が減り、愛の部分を増やすことができます。


愛に触れた分だけ、「自分が何のためにこれをしているのか」と意味づけができるようになるのです。


人は意味のないことはしたくないのです。自分のしていることに意味付けができると、仕事のモチベーションが戻ってくることも多いでしょう。


逆に、「なんとなく」「ここしかなかったから」という理由で仕事を始めてしまった場合、ちょっとしんどいかもしれません。その場合も、「もしそこに愛があるのならば?」と見直してみると意外な理由が見つかるかもしれませんね。


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