
「カウンセラーさんって悩まないんでしょ?」と時々言われます。
いえいえ、人間ですから悩みます。自分のことは自分が一番わからないものです。悩んだときは、なるべく早く相談するようにしているのですよ。
今日は「このところなんだかうまくいかなんだよね…」と思っている人のために書きます。
1.思考の罠にハマっていませんか?

「なにをしてもうまくいかない」
「私のなにがいけなかったんだろう?」
「なんか悪いことしたかな?」
こんなふうに考え込んでしまうことってありますよね。たいがいは答えがでない堂々巡りなのですが、答えがでないからこそ、ますます考え込んでしまう。
だからこそ、よけいに焦り、不安になり、怖れが強くなって、「ああ、もうどうしよう!」という気分になります。
ここにはひとつ、大きな落とし穴があって、よく“ハマってしまう”のです。そう、“思考の罠”にハマるのです。
みなさんは、ロダンの「考えている人」の像はご存知ですよね?
あれをよ~く思い出してみましょう。そうそう、座ったまま、右手を顎に下にあて、思想にふける、あの像のことです。

考えている人って、あんなふうに「じっとしている」んです。じっとしているので、「ああかも?「こうかも?」という不安や恐れをとても強く感じています。
ですが、不安や恐れを感じたままですから、なにかの行動を起こすところまではいかないのです。「だからさ、まずは何をすればいいのかを考えているんだよ!」と言いたくなると思うけど。
思考の罠にハマっているときの思考は、不安や恐れから逃げる方法を考えていることがほとんど。それは根本的な解決にならないことを自分でもわかっているので、なかなか動く気にならないのです。
なかには動く人もいます。しかしその多くは「自問自答した上での自滅的な行動」であることが多く、やはり“思考の罠”にハマった末の行動であることに変わりがないのです。
2.良い答えがほしかったら良い質問をすることだ

そういう私も、時々はこの思考の罠にハマります。
そんなときに必要なことは、自分だけの発想にこだわらないこと。つまりは、誰かに助けを求めてみることです。そもそも、そんなときは、自分の発想だけでは限界で、自分のなかには答えすらないことがほとんど。
ロダンの考える人のように、ひとりで膝を抱え、下をうつむいて、自分の内側に意識を向けていると、見えるものも見えない、わかるものもわからないという状況を招くことがあるのです。
ここは思いきって、誰かにサポートを求めてみてください。とはいえ、これをお読みのみなさんは、「それができたら苦労しないよ」という人が多いのではないだろうかと想像します。そういう人の多くがブログを読みますからね。
なんとも悩みにタフな人達であるとは思うのですが、そんなときはこんな問いかけをしてみてほしいのです。
・私がこの問題を必要としているのだとしたらどうして?
・もしこの問題を私が解決したくないのだとしたらどうして?
・この問題を抱えているメリットがもしあるのだとしたら?
・この問題を抱えることで向き合わなくていいことはあるだろうか?
・この問題は私に何を気づかせようとしているのだろうか?
・これを相談するとしたら誰がいいだろうか?
・この問題を解決した先の自分はどうなっているだろうか?
どのみち考えてしまうのならば、このなかのいくつかを選んでじっくりと考えてはいかがでしょうか。「良い答えがほしかったら、良い質問をすることだ」なんて言葉もありますから。
これは私の経験からも言えることですが、思考の罠にハマっているときは、必死に考えているようで少し考えるポイントがズレていることが多いのです。
ついつい自分を責めたり嫌悪したり、問題解決とは程遠いところまで行ってしまうこともありますので、ご注意ください。(自分を責めるのもまた思考の罠ですので。)
相談相手としてカウンセラーもそのひとりに入れていただけたら幸いです。カウンセラーは質問の達人でもありますからね。グルグル悩んでいる人のお役に立てますように。
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