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カウンセリングのご相談のなかには、浮気をしている当事者からのご相談も多く含まれます。独身女性が既婚男性と付き合っている不倫であったり、既婚者同士のダブル不倫であったりその形はさまざまです。

ただし、「浮気をしているんだけど、いま私は最高に幸せ!」という人にはお会いしたことがありません。ご相談に来ている時点で、すでになんらかの罪悪感を抱えて苦しんでいるのです。

※この記事は浮気の是非を問うのではなく、心理的な側面からのお話になることをご理解の上でお読みください。
 

1.浮気する側の苦しみ

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浮気をしている人は、心のどこかでは悪いことをしているという後ろめたさを抱えたまま、毎日を過ごしています。

自分が悪いことをしているという後ろめたさは、ジリジリと自分の評価を下げて行きます。

自分は悪いやつだ。
自分は裏切りものだ。
自分は酷いことをしている。

さらに浮気をすると嘘をつかなくてはいけません。
パートナーへの嘘。
家族への嘘。
友達への嘘。

浮気をしたことをパートナーや家族や友達に話せる人はそうそういません。嘘をつくたびに自分を信用できなくなり、ジリジリと自尊感情を削っていきます。

悪いことをしたのだから自分は幸せになってはいけない。悪いことをした自分は罰せられなければいけない。

罪悪感を抱えているうちは、ずっと背中に重い十字架を背負っているような状態で、その表情は苦渋に満ちたものになります。心から笑えなくなります。

さらに罪悪感を抱える状態が長く続くと、自分の心と身体を傷つけることにエネルギーを注ぐようになります。いわゆる自己攻撃といわれるものです。

人によっては浴びるようにお酒を飲んだり、まわりが心配するほどのハードワークになったり、ネットショッピングでさほどほしくないもので散財したり。

さらに複数の浮気をしてしまうとか、パートナーに向き合えないので浮気相手にさらにのめり込むとか、浮気相手にお金をつぎ込むとか。

無理をすることで自分に罰を与えているような気持ちになり、それを力尽きるまでやり続けてしまうのです。

罪悪感があると、どうしても自己攻撃への道を突き進んでしまい、そこから引き返してくることがむずかしくなります。

浮気した人は、浮気をすることがよくないということを自覚しています。自覚しているがゆえに「自分は愛されるにふさわしくない」と思っています。

視点を変えてみれば「自分は怒られ、攻撃されるにふさわしい」と思っている人が浮気をするといっても過言ではありません。

浮気をしている人に「浮気が悪いことだとわかっているのなら、なんでやめられないわけ?」と聞いたとしたならば、その答えは「自分を愛する人など誰もない」ということになるのです。

浮気をされる側も深く傷つきますが、浮気をして傷つくのは自分自身も同じことなのです。
 

2.浮気した人が最善の道を歩むためには

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ひっそりと浮気をやめてパートナーの元に戻る人もたくさんいます。

「自分が浮気をしたことをパートナーに打ち明けたほうがいいのですか?」というご相談を受けることがあります。あとになって罪の意識にさいなまれて苦しくなってくるからです。

自分の背負っている荷物が重すぎるからといって、それを突然に背負わされるパートナーのことを考えたことがあるでしょうか?

隠していることが苦しくて、それを告白することで荷物を降ろしたいという気持ちがあるのならば、それは言わないほうがよいこともあります。

その荷物の重みで、パートナーの心はつぶされて壊れてしまうかもしれません。正直さも自分がラクになるためだけであれば、それは自己満足でしかないことだってあるのです。

それでも、心から詫びるためにあえて告白する人もいます。もう浮気などしないと決心ができたら、相手に許しを乞う選択肢もあるでしょう。

なぜならば、浮気をする人にとっての特効薬は、「私はこのひとりのパートナーとやっていく」という決心をすることだからです。

心理学ではこれを“コミットメント”といいますが、多くの人はこの決断ができないばかりに浮気をします。なぜならば、「もし決めて、相手が自分のことを愛してくれなかったらどうしよう…」と潜在的に思っているからです。

ひとりの人に決められないときに深層心理のなかで起こっていることは、「自分のような人間はいつか捨てられるだろう。だったらその時のためにどこかに居場所を確保しておかねば…」というものです。

ですが、これはあなたの心の投影です。自分がひとりの人に決めていない度合いだけ、相手も自分を選んでくれないのではないかという怖れを感じてしまうのです。

次はあなたのために、あなたのパートナーのために前を向かなければなりません。もっと幸せになりたい、もっと幸せにしたいと思うことがあなたにできる最善の償いなのです。

罪悪感と幸福感は同時に存在することができません。罪悪感はいつまでも背負うものではありません。怖いかもしれませんがいつかは手放さなければいけないものです。

浮気した人、された人。そのような悩みを抱えている人は、どうか一度ご相談にいらしてください。もう一度、最善の選択をしていきましょう。


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