1.既婚女性にとっての不倫とは

今日は既婚女性の不倫についてお話をします。いろいろな方が読むブログですが、カウンセリングでは不倫の是非を問うのではなく、心理面からのお話になりますことをご了承くださいませ。
ふとした瞬間にはまり込むのが、既婚女性の不倫です。夫婦関係が悪いことだけが理由になるとは限らないのです。
多い例としては、
・弱音を吐ける相手がいない孤独感
・幼少期からしてきた我慢の限界
・良い人、良い妻を演じている苦しさ
・仕事と家庭の両立のストレス
・ワンオペ子育てのイライラ
・介護や家族問題の背負い込み
なんらかの「追い込まれた環境」に取り囲まれています。そんな閉塞感から逃げるための「緊急避難所」としての不倫が増えています。
さみしさに気が狂いそうになったり、目のまえのしんどさから逃避したくなったり、誰でもいいからそばにいてほしいと思ったり、つかの間オンナに戻りたかったり。
そんな時にやさしくしてくれる人。
そんな時に外に連れ出してくれる人。
そんな時にすべてを忘れさせてくれる人。
そんなときに不倫に手を伸ばしてしまうことがあるようです。そこにしか救いがないのだとしたら、求めたくなってしまうのが、人間の欲求というものかもしれません。
頭ではわかっているのです。不倫が悪いことだということぐらい。でも、そこには「進むも地獄、戻るも地獄」という心の葛藤があるのです。
追い込まれた環境が解消されなければ、また地獄に戻るだけ。「じゃぁ、私はこれからどう生きていけばいいの?」という気持ちが別れを引き止めます。
もちろんそれを環境のせいだけにすることはできません。環境のせいにすると、環境が変わらない限りは解決することができなくなるからです。
2.裏の私と表の私の乖離

既婚女性の不倫のご相談をお伺いするときに、私が心がけていることがあります。
「不倫(裏)でしかできないと思っていることを、どうしたら普段(表)の生活のなかでもできるようになるだろうか?」ということです。
既婚女性で不倫をしている人のなかに、表の私と裏の私が乖離(あまりにもかけ離れている)人が多いからです。つまりは、不倫など到底しそうもない人が不倫にはまり込んでいることがよくあるのです。
たとえば、良い人良い妻を演じてきたような場合。
幼少期から親の言いなり、親の望む進路、親の望む結婚、親の望む人生を過ごしてきたような人が、「自分の意志で、自分で選んで、自分が好きなようにする」という経験をするために不倫をすることがあります。
たとえば、弱音を吐けない孤独感があるような場合。
いつも完璧に、いつもクールに、まるで世間と戦うように生きてきた人が、「不倫相手の前だけでは、子供のように甘えて、なにも出来ないままの自分でいる」という経験をするために不倫をすることがあります。
たとえば、感情の抑圧があるような場合。
いつも人のことばかりを考えて、自分を後回しにしてきたような人が、不倫をしている時だけは、自分の言いたいことを言い、相手を振り回すぐらいに奔放なオンナになっていることがあります。自分のなかにいる、もうひとりの自分を生きているのです。
つまりは、不倫は手段。「してはいけないことをしながら、自分のしたいことをする」という手段として不倫はよく使われます。
押し殺してきた自分。
救いを求めている自分。
苦しい気持ちがあるからこそ求めてしまうのが不倫です。
たとえ不倫だったとしても、「なぜそれを必要としているのか?」と捉え直してみると、自分が人生になにを求めているのかが見えてくるのです。
私が既婚女性の不倫のご相談をお伺いするときには、「やり残した人生の課題は何だろう?」という見方をすることが多いです。
クライアントさんにとっては思いもよらないことかもしれませんが、そう考えてみたほうが解決への道筋が見つけやすくなるからです。倫理や常識だけで解決できないからこそ、悩んでいらっしゃるのでしょうから。
不倫をしている当事者はなかなか相談に行くところがありません。悩んだときには遠慮なくご相談くださいませ。
<おすすめ記事>
🔹不倫=自分のことが好きじゃない人がする恋
🔹【不倫Q &A】先がないとわかっているのに離れられません
