
なかなか相談にしくい、不倫をしている側のご相談。カウンセリングは倫理を問うものではなく心理面からのサポートをさせていただくものなので、そのようなご相談も多くあります。
「してはいけない悪いことをしている」と思っている人がほとんどですので、ようやくカウンセリングをご利用くださる頃には、だいぶ状況がこじれています。
そんな方に私が言うのは「どの道を歩むにせよ、起こっている出来事には意味があり、幸せになるための課題だと捉えてみてはいかがでしょうか?」ということなのです。
不倫からの抜け道はあるのか?
1.なぜそのような恋に足を踏み入れたのか?
2.不倫をしていて「最高に幸せ」という人には、まだ出会ったことがない
3.不倫の恋に成就はあるのか?出し3
4.ある女性が別れを決めた瞬間のこと
1.なぜそのような恋に足を踏み入れたのか?

いつかは終わる。
いつかは捨てられる。
不倫というのは、そんな感情がつきまとう恋です。
どうせいつかは終わるんだから。
そう思えば思うほど、刹那的になり、強く相手を求めたくなったりします。
相手に妻がいながらも、自分を求められること。
そこに「愛されている自分」を見出してしまうことすらあります。
自分で自分を愛せないのかもしれません。
自分が大嫌いで、誰かに愛してもらうことでしか満たされない飢餓感があったりします。
自分で自分を愛せないから、誰かに愛して欲しい。
いつも愛に飢えている。そんな感じがするのです。
誰にでもある気持ちですが、自分で自分を愛せない状況を恋愛で作り出してしまうのが、不倫なのです。
2.不倫をしていて「最高に幸せ」という人には、まだ出会ったことがない

多くの女性が相談に来ましたが、不倫をしていて「今が最高に幸せ」という人には出会ったことがありません。
「そろそろ自分を愛してあげてもいいんじゃないでしょうか?」
「自分を幸せにするということを考えてみてもいいのではないでしょうか?」
そうお伝えすると、みなさん涙を流します。おそらく「自分にはそんな資格がない」と思っているから。自分を責め過ぎて、自分が嫌い過ぎて、自分を大切にしていいと思っていないから。
既婚男性を選ぶのと既婚男性を選ぶのとでは、いったい何が違うかといえば、「自分は誰かに一番に愛されるにふさわしい存在である」と思えるかどうかです。
すべてを受けとめる必要のない不倫という恋は、真正面から向き合わずに済む関係でもあるのです。
誰かと深い関係を築くことを怖れるとそうなる。
ですから、まずは自分自身と真正面から向き合う必要があるのかもしれません。
3.不倫の恋に成就はあるのか?

自分を愛するとは?
自分を大切にするとは?
自分を幸せにするとは?
真正面から自分に向き合ったことがありますか?
それができないと
結局のところ、
「ここから先をどうするのか?」
の結論を出すことができなくなります。
わたしはそんな女性達に言いたいのです。「あなたが悲しいのは自分で自分を幸せにしてあげられないことなのですよ」と。
つまり不倫問題と向き合うことは、自分の幸せと向き合うことです。私さえ我慢すれば」と思っているうちは、まだ自分と向き合っていないのでしょう。
4.ある女性が別れを決めた瞬間のこと

長いこと不倫をしていた独身女性が、別れを決めたある瞬間のことが私は忘れられません。(ご了承を得て書かせていただきます。)
既婚者の彼は紺色のスーツが似合う男性でした。彼女はパリッとした彼の立ち姿がとても好きでした。
会うのはいつも平日の夜。不倫の恋に「週末の彼」を望むのは難しいことを彼女は知っていました。
彼が週末にどんな洋服を着て過ごしているのか、彼女は知りません。でも、スーツ姿の彼が好きだから、それでいいと思っていたのです。
しかし、ある時、彼のスーツ姿がパリッとしない日があったのです。「いつもと何が違うんだろう?」と目を凝らしてみると、それはシャツ。
いつもはアイロンがパリッとかかったシャツを着ているのに、その日は違ったのです。なぜなのか理由はわかりません。でもシャツを見て彼女は思いました。「既婚者は、既婚者だから素敵なのか」と。
彼の素敵さは妻の愛情によって作られている。それはシャツだけではなく、きっといろいろあるのだろう。いったい私は、何に恋をしてきたのだろうか?
そう思った瞬間、彼女は思ったのです。「アイロンをかけてあげることの喜びを感じてみたい」と。ほどなくして、彼女はこの恋を終わりにしました。
彼女が今どうしているのかを私は知りません。でも、きっとささやかなことに幸せを感じられる女性になっているはずです。
ふと思い出したので書いてみました。必要な人のもとに届きますように。