
だいぶ昔の話ですが、私はとても嫉妬深い男性とお付き合いしたことがあります。当時の私は「嫉妬されるぐらい、愛されているんだ」と思い込んでいました。
なぜならば、それ以前にお付き合いしていた彼は嫉妬のひとつもしない人で、私に関心がないように見えたからです。そんな経験から「嫉妬は愛情の証だ」と思ったのです。
しかし、もともと自由で気まぐれな性格の私は、その関係が窮屈に感じるようになり、嫉妬深い男性とのお付き合いは長続きしませんでした。
「嫉妬は愛情のバロメーター」という言葉を耳にすることはありますが、それは本当に正しいのでしょうか?今日はこの「嫉妬」という感情について考察してみたいと思います。
1.嫉妬を利用した恋の駆け引き

嫉妬を恋の駆け引きにしようとすることは少なくありません。たとえば、彼の前でわざと他の男性に誘われた話をしてみたり、別の男性の話題を楽しそうに話して彼の反応を観察してみたり。
そういった“嫉妬させよう作戦”は多くの人が一度は試したことがあるのではないでしょうか?
たしかに、嫉妬はちょっとした恋のスパイスになることもあります。しかし、その作戦が見え透いていたり、タイミングが悪かったりすると、逆効果になることもあります。
たとえば、相手が冷めかけているタイミングで嫉妬を煽ると、「別にいいよ」「そっちの人のほうが君にあっているんじゃないの?」と突き放される可能性があります。
あるいは、彼の気を気を引こうと他の男性の影をつらつかせることで、「だったら俺も」と相手が新しいパートナーを探しに行ってしまうこともあるかもしれません。
とくに男性は、女性に嫉妬心に対しては「焦る」というよりも「冷める」ことも多いようなんです。そのため、嫉妬を煽る行為は慎重に行う必要があります。
2.嫉妬の扱い方を間違えると...

女性の皆さんに言いたいのは、嫉妬心は扱い方を間違えると、取り返しのつかない事態になることがあるということです。次のようなセリフを思わず言ってしまうことがありませんか?
「今、他の女性を見たでしょう?」「私のことだけを見て」「女性がいる飲み会には絶対に行かないで!」
これらのセリフは、付き合い始めの頃には可愛らしく思えるかもしれません。しかし、これがしつこく繰り返されたり、責める口調になってくると、相手にとってはうんざりしてくるのです。
多くの男性は、自立した女性や、彼がいない週末でもひとり時間を楽しめる女性に魅力を感じる傾向があります。ですから、「彼がいなくても自分で楽しめるかどうか?」が嫉妬心をコントロールするうえでのひとつの重要なポイントになります。
3.嫉妬しない人は存在する?

ところで、「嫉妬しない人」は存在するのでしょうか?答えはYESです。嫉妬しない人には次のような特徴があります。
まずは、パートナーへの信頼が強い人。「彼(彼女)は自分を裏切らない」と心から信じることができる人は、嫉妬しにくい傾向があります。
次に、自己肯定感が高い人。自分の相手への愛情が確かであること、自分は愛される価値のある存在であると信じている人は、嫉妬の感情を抱きにくいです。
心理学的にみると、嫉妬は自分のなかにある不安をパートナーに埋めてもらおうとする感情だと考えられるのです。つまりは、嫉妬とは「相手に安心感を与えてほしい」という願望の裏返しなのです。
だからこそ、嫉妬の裏には「あなたが私を安心させて。私を安心させないあなたが悪い」というメッセージが、嫉妬を通して伝わっているのです。だからこそ、あんなに嫌な感じがするのですね。
4.じゃぁ、この嫉妬をどうしろと??

心理学では「何かを求めても不安が消えないときには、自分から相手に与えることが必要なとき」と考えます。「ええ?もらっていないのに、あげろってこと?」と矛盾しているように感じるかもしれませんが、とても大切なポイントです。
嫉妬を解消するには不安の対極にある感情、つまり「信頼」「安心感」をパートナーに与えることが重要です。「あなたのせいで安心できない!」と感じるときこそ、相手に信頼や安心感を手渡すことが必要なのです。
たとえば、次のような言動が効果的です。
・「あなたのことを信じているよ」「あなたと一緒にいると私は安心するよ」こと。これは信頼を言葉にしてプレゼントしています。
・相手の自由な時間を尊重して、干渉を控えること。これは行動で「あなたのことを信頼している」と示すことになります。
・自分で自分を楽しませること。ひとりでいても楽しいし、ふたりでいても楽しいと思えるように、自分の人生を充実させることで、パートナーへの過度な依存を減らすこと。
つまり、嫉妬を感じたときには「相手がどうしてくれたら自分は安心できるのか?」と考えるのではなく、「自分がどう行動したら相手は安心できるのか?」を考えたほうが良いということになります。
嫉妬は恋のスパイスにもなりますが、匙加減を間違えると「激辛」になり関係性を壊しかねない危険性も秘めています。嫉妬を感じること自体は悪いことではありません。ただ、その感情をどう扱い、どう二人の関係に生かすのかが重要なのです。
嫉妬の感情も、幸せな関係性を作るための一助にしていきましょう。あなたの恋愛を応援しています!
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