
パートナーが浮気をしたと知るのは、大変ショックを受けることです。
浮気までいかなくても、風俗に行っていたとか、キャバクラの女の子に入れあげていたとか、そういうケースも含めてとても傷つくだろう思います。
心が傷ついているからこそ、「許せない」と怒りの感情を感じるものです。
今回はこの怒りの感情を通して、夫婦問題を考えてみたいと思います。
心の世界では、「怒りは感情の蓋」だと言われています。
怒りで表現しているのは、「あなたはわかってくれない」」「あなたは助けてくれない」「あなたは愛してくれない」という心の痛みです。
すべては、愛されたいという気持ちの裏返しであり、満たされない心の叫びです。怒っている時は、心のどこか愛されていない自分を強く感じてもいるのです。
ですから、愛されていない自分を感じたくない時にも、私たちは怒りを使うことがあります。
「浮気したあいつが悪い」「最低!」「許せない」と思うことで、愛されない自分から目をそらすことができるからです。
ですが、怒っている自分をいいものだとは思えないのですから、さらなる自己嫌悪が加わり、余計にひどい気分になってきます。
怒りを感じているのは、自分。
だけど、怒りを感じさせるのは、あいつ。
そんなものを感じさせる相手には、近づきたくはないですよね。ですから、「そんなやつとのセックスなんてもってのほか」になります。
パートナーの浮気をきっかけにして、セックスレスになってしまうご夫婦はとても多いのです。
浮気をしたのは彼なのですから、浮気をされた側は被害者として、時には彼を責めて攻撃してしまうこともとても多いでしょう。
たしかに悪いのは彼なのですが、責め続けることは問題解決にはなりにくいので、自分自身の問題として捉えなおしてみることを、私達はおすすめしています。
「彼はまた浮気をするんじゃないか?」という疑いも出てくると思うのですが、この疑いに気を取られ過ぎると、自分自身の問題として捉えにくくなります。
浮気をした罰としてセックスを取り上げた結果、自分自身もセックスレスの問題を抱えるようになっているわけですから、関係性は悪化するわけです。
でも、それぐらい許せないのです。
許してしまうと、「また浮気するのではないか」と思う分だけ、許せなくなります。
でも、こんな心境もあることを知っておいてください。
浮気をした側の多くが「悪い自分」を感じて、自分を責めています。そして出来れば、そんなことは繰り返したくないと思っています。
でも、自分を責めている度合いだけ、そう出来る自信がなくなってしまうのです。また同じ過ちを繰り返すのではないか?と不安に思っています。
もちろん浮気は容認されるものではありません。それでも、関係を修復したいのであれば、「相手にも浮気をしたくなるような心境があったのかもしれない」という理解の目を向けることが必要です。
関係が一度壊れた今、「二度とあのようなことが起らないようにしたい」という気持ちは、どこかではお互いに一緒なのかもしれません。
これもまた、怒りの下にある本当の気持ちです。
夫婦はニコイチですから「同じ痛み、同じ感情」を抱えていることも多いのです。
怒り越えていくためには、理解の目が必要。
パートナーシップは合わせ鏡ともいいますからね。
浮気やセックスレスについてはご相談しにくい案件だと思いますが、いろいろな視点をもてるようになると、少しづつ痛みがやわらぐかもしれません。
まずは、あなたの心の痛みをやわらげることが問題解決への近道といっていいでしょう。

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